最近の練習

 運動会も終わり、グランドも運動会仕様でなくなりいよいよ使いやすくなりました。リーグ戦は毎月行われますが、次の大きな大会は4年以下は山崎七郎杯(以後山七)、5.6年は道新旗(全道予選)。山七まではあと2週間を切りました。道新旗は7月の上旬です。でも6年生はその前に修学旅行です。


 最近の練習では4年以下はシュートまでの流れをメインに、5.6年はヘディング、ダイレクトパス、ワンツー・スルーパス・クロスからのシュートあたりがメインになっています。ゲームでは6対6で8人制より少し縦を短くしワンツーで1点、スルーパスで2点、それらからゴールにつながれば3点、ヘディングでのゴールで5点とまるでラグビーやバスケみたいな得点の設定でやっています。だからゲームをすると得点を数えてないと何対何になったかわからなくなります。

 しかし、そのはずが昨日の練習では1本5分でやってたのですが、1本目は1対0。しかも終了間際のこぼれ球を押し込んだのみ。これは問題あり!試合時間が短いのは言い訳になりません!むしろ5分もあれば何でも出来ます。原因は極めて簡単!プレー中ボールを中心にしか動いてないから。サッカーはピッチの中に複数の人間とボールが存在します。その中のボールだけしか見ていないということになります。いやいや、ボール以外見てますよ!と思う選手もいるかもしれません。たぶん全員同じ思いだと思います。でも私から言わせるとボールしか見てません!わかりやすく言うと5分のうち4分30秒はボールを見て、残りの30秒でそれ以外を見てるという感じですね。今から書くことを理解しない限り恐らくこれからのチームの成長はないと思ってくださいね。というくらい重要です!

 より正確な判断、決断、行動をするには多くの情報が必要です。少ない情報でも判断、決断、行動は出来ますが、多く情報を持ってる人には敵いません。例えば、明日から学校の先生をやってください。出来ますか?出来ませんよね。だって知らないことが多すぎるでしょう。スポーツも同じです。スポーツで少し違うのが、その瞬間、その瞬間で情報を得て判断、決断、行動をしなければいけないこと。つまり、一つのプレーをするにあたり、どれだけの情報(ボールの位置、相手の位置、味方の位置、あいてるスペース、パスのもらえるスペース、ドリブル出来るスペース、自分に寄せてくるであろう相手、そこで出来るであろうスペース、フリーになるであろう味方、スペースなど)をわずかな時間で集め、判断、決断、行動出来るかということになります。さらに数秒先もそこからイメージしなければいけません。

 これらのことを5分のうちボールを見ない30秒で出来ますか?4分30秒ボールを見て出来ますか?サッカーでは90分のうち約2分くらいが一人のボールを持ってる時間とよく言います。45分だと1分という計算になりますよね。小学生の試合は最大でも40分(20分ハーフ)なので1分もないということになります。

 まずはこれを理解したうえでこれからの練習でトレーニングしてください。今月のリーグ戦で成果を見れるし、7月の道新旗、7月11.12日の向井杯、リーグ戦でどう成長していくか見ていきます。特に向井杯は先日話した通り6年生だけで試合中やハーフタイム中の指示、試合後のミーティング、試合前のミーティング、当然試合の準備も全て6年生だけで行うことにしたので、指導者のような目線も必要になります。その時は初日の一番最初のアップのみこちらが指導します。


 まだまだ皆さんは成長するための伸びしろは山のようにあります。頑張りましょう!