トレセン

 今年度から各区で行われたトレセンが2つの区がくっつき地区トレセンとしての活動に急遽なり1カ月がたちました。西区は手稲区とくっつき活動してます。

 U12.11は既に始まり6月8日(月)からU10もスタートします。今年も一応サポートという形で関わらせて頂いてます。現在はどのような様子なのかを簡単に書いていきます。


 現在は各カテゴリー40名~60名が参加していて、これを最終的に32名(GK4名含む)にまで絞ります。更にその中でAとBに分けていくという作業の終盤に差し掛かっています。U10は6月7月でその作業を行います。簡単にいうと今はセレクション(試験)中ということです。うちからも各カテゴリー2名ずつ参加してますが(U10も2名送ります)、5.6年生の方はそろそろ自分がどれくらいの立ち位置でセレクションに残れるか残れないか何となくわかってきてるような感覚なのではないでしょうか。

 セレクションに来てる人数からして必ず誰かは残れない結果になります。U12でいえば現在46名(GK6名)がきてるので14名(GK2名)は残れません。残れれば実力のある選手の集まりの中でトレーニング出来る環境が半年間確約されます(前期・後期となっているため)。残れなくても力をつけてれば半年後にチャレンジ出来る可能性もあります。でも残れればOKなんて思ってる選手はかえって行く意味がないと思ってます。ここに来る全員が更なる上を目指している選手の集まりです。地区トレセンの上には札幌ブロックトレセン、その上には北海道トレセン、更に上にはナショナルトレセンがあり中学生のカテゴリーになれば世代別の日本代表があり、世代の関係ない日本代表があります。ここを夢見てるだけの人間の来る場所ではない!!たどり着くと決めた!目標だ!!!くらいの気持ちを持っててほしいなぁと個人的には思っています。それぐらいの強い気持ちで挑んでる方がきっと楽しいと思います。


 あとは指導者として見てて思ったのが、出来ればうちの選手が全員Aで残ってくれればうれしいですが、そうはいっても個々の実力の差というのは存在します。明らかにうまい選手、下手な選手はすぐわかります。うまい選手はプレーがうまくいくから自信を持って出来るけど、下手な選手はプレーがうまくいかず少しずつ自信をなくしていってる様子が見ててわかります。ミスをすると周りに怒られる、そうすると恥をかいたような気がして余計プレーに迷いが出て消極的になりミスが増える、周りに怒られる。恥をかくのは誰もがしたくない、出来ればかきたくないと思うのが普通でしょう。でもその時の事はなぜかよく覚えてると思いませんか?たぶん恥をかくというのは言い方を変えると大失敗したのと同じなんだと思います。そんな姿を見てて思いました。「恥をかいた方が後の成長はすごく大きな成長になるのではないか」。たぶんそういう選手の方が成長して大成功を収めればみんなが「ナイス!」とほめてたたえてくれると思います。その瞬間に、過去にかいた恥は今日までの成長にとってかけがえのないものになると思います。

 だから5.6年生の方はあと1回のチャンスでたくさんチャレンジして、失敗して、恥かいて次の大きな成長につなげてほしいです。もちろん次のトレーニングで成功をたくさん出来ればその時点で過去の恥になります。4年生は4回のチャンスでたくさんチャレンジして、成功して、失敗して、ほめてたたえられ、恥をかいてこれるよう頑張ってきてください!!!